# 第６回新旧、信州の極早生りんご・早生りんご

**著者**: 藤澤 充子（飯綱町集落支援員（りんごのまちづくり担当） / 飯綱町）
**掲載誌・発行日**: 飯綱町広報紙 発行日／令和3年8月31日 / 広報いいづな（令和3年9月号・第190号）
**カテゴリー**: 品種の物語 | **連載回**: 第6回
**パーマリンク**: https://appletown-iizuna.com/charm/vol-06/

## 概要
りんごは、いよいよこれからが本番！なのですが、７月初旬、長野市有数の古いりんご産地、篠ノ井共和地区の共和園芸農協では、祝（英名：AmericanSummerPearmain）の出荷が始まっています。主に、東京でのお盆(新盆：７月)用に、お供えとして出荷するために、本来の熟期（９月...

## 本文と挿絵（章ごとの配置）

### 夏りんごを代表してきた信州の祝

りんごは、いよいよこれからが本番！なのですが、７月初旬、長野市有数の古いりんご産地、篠ノ井共和地区の共和園芸農協では、祝（英名：AmericanSummerPearmain）の出荷が始まっています。主に、東京でのお盆(新盆：７月)用に、お供えとして出荷するために、本来の熟期（９月初旬）より早い時期に収穫します。また、青りんごらしい外観に仕上がるよう、果実表皮の日照によるダメージ・虫等を防ぐ目的で、一つ一つ袋掛けをして育てます。

祝は、明治時代の初頭にアメリカから導入された古い品種。栽培品種の時代による変化に伴って、生産量自体は減少してきましたが、長野県産の祝は、全国の８割以上を占めるそうです。本来の熟期である９月になると、果皮に薄く赤褐色の縦縞が入り、糖度も上がってきます。この時期の祝は、ほどよく甘く、爽やかな酸味があり、おいしく食べられるりんごでした。

![袋掛けされた祝の果実](/img/charm/webp/vol-06-img-1.webp)
*袋掛けされた祝の果実*

### りんごの季節の始まり

祝を皮切りに、りんごの季節は始まります。長野県生まれの品種では、夏あかり、夏乙女にシナノレッド。青森県育成の恋空、夏緑、岩手県生まれのさんさ、極早生種から早生種へと続いて出てきます。いよいよ９月に入ると、つがる、シナノドルチェ、すわっこ。また、中生種の時期には多くの品種が収穫期を迎えます。2021年春の凍障害下でも、耐えて育まれた果実を、感謝して味わいたいですね。

![直売所に並ぶ夏あかり、恋空、祝](/img/charm/webp/vol-06-img-2.webp)
*直売所に並ぶ夏あかり、恋空、祝*

### 期待の新しい品種、シナノリップ

世界的な気候の温暖化による農作物への悪影響が顕著な昨今、こうした状況下でも着色が良好で、食味が良く、早生品種としては日持ち性良好な品種として、長野県果樹試験場で「千秋」に極早生品種「シナノレッド」を交配し、生み出したシナノリップ。令和元年の長野県の栽培面積は89ha（長野県園芸畜産課調査）で、現在、長野県内のみで栽培できる品種です。首都圏での市場でデビューを果たした2018年には、大きく注目されました。近年、飯綱町内でも、多数の新植されたシナノリップが育っており、今後の中核品種の一つとして、期待が膨らみます。

![](/img/charm/webp/vol-06-img-3.webp)
**

## 参考文献・取材協力・根拠史料

- **『リンゴ品種大観』**
  - 根拠・関連: 第6回における歴史的・植物学的記述、品種改良データ等の根拠資料
- **『信濃毎日新聞2018年記事』**
  - 根拠・関連: 第6回における歴史的・植物学的記述、品種改良データ等の根拠資料
- **『長野県果樹試験場2021年公開データ』**
  - 根拠・関連: 第6回における歴史的・植物学的記述、品種改良データ等の根拠資料

