# 第21回海外品種りんごのポテンシャル

**著者**: 藤澤 充子（飯綱町集落支援員（りんごのまちづくり担当） / 飯綱町）
**掲載誌・発行日**: 飯綱町広報紙 発行日／令和6年8月31日 / 広報いいづな（令和6年9月号・第226号）
**カテゴリー**: 品種の物語 | **連載回**: 第21回
**パーマリンク**: https://appletown-iizuna.com/charm/vol-21/

## 概要
1889（明治22）年に誕生した三水村（現飯綱町）は、村制百周年の節目に名産のりんごを核にしたアップルランド事業を計画。1987年当時、企業誘致された株式会社斑尾高原農場（現サンクゼール）には、イギリスの王立植物園（RoyalBotanicGardens,Kew）に勤務する日本人...

## 本文と挿絵（章ごとの配置）

### りんご村の国際交流の種

1889（明治22）年に誕生した三水村（現飯綱町）は、村制百周年の節目に名産のりんごを核にしたアップルランド事業を計画。1987年当時、企業誘致された株式会社斑尾高原農場（現サンクゼール）には、イギリスの王立植物園（RoyalBotanicGardens,Kew）に勤務する日本人女性とのご縁があり、三水村はその仲介を得て珍しいりんご品種の譲渡を、英国王立園芸協会（RoyalHorticulturalSociety）に依頼しました。三水村長と英国王立園芸協会長は幾度も書簡を交わし、りんごの穂木が無償提供されることになりました。

イギリスから空輸されたりんご44品種のうち植物検疫を通った16品種は、1990年晩秋イギリス大使館員や村関係者・保育園児らの手によって、ニュートンりんご並木に植樹されました。植樹から30年余、現在では、ブラムリーズ・シ―ドリング、ブレンハイム・オレンジ、ベル・ド・ボスクープ、エグレモント・ラセット等の品種が町内の農家で栽培されています。外観や見栄えを気にせず栽培でき、着色管理のための葉摘み等も必要ない品種であることから主に加工用として出荷され、シードル（りんご酒）・ジュース・ジャム・お菓子等に活用されています。

![エグレモント・ラセット、ブラムリーズ・シ―ドリング、グラニー・スミス等の海外品種りんご](/img/charm/webp/vol-21-img-1.webp)
*エグレモント・ラセット、ブラムリーズ・シ―ドリング、グラニー・スミス等の海外品種りんご*

### 加工向きの海外品種りんご

これらの英国王立園芸協会からのりんごは18～19世紀に誕生した古品種で、当地では今も親しまれています。特徴は①酸味が強い。

②加熱後も芳香と酸味が残る。③ビタミンＣが豊富等です。果肉は煮崩れやすく短時間でジャムが出来ます。アップルパイに使うと際立つ酸味が甘味を引き立て、クセになる美味しさ。ジュース・ジャムは爽やかな酸味と濃厚な味わいが好評です。海外品種りんごは、9月初旬から町内農産物直売所の店頭に並びます。酸っぱいりんごがお好みなら、ぜひ生の果実も味わってみてください。

![海外品種りんごの成分分析グラフ（※Tは標準偏差／測定値の個体バラツキの度合いを表す）](/img/charm/webp/vol-21-img-2.webp)
*海外品種りんごの成分分析グラフ（※Tは標準偏差／測定値の個体バラツキの度合いを表す）*

### プロシアニジン量を豊富に含む

近年、ポリフェノールという言葉をよく聞きます。ポリフェノールは人の生体調節機能に関与する食品成分で、苦味や渋味、香り、色素の元となる成分です。ポリフェノールの一種「プロシアニジン」は、りんごに含まれるポリフェノールの約6割を占め、食品に含まれるポリフェノール類のなかでも、強い抗酸化力があることが農研機構＊や大手飲料メーカーの研究で分かっています。2019年、飯綱町が委託した町産りんごの成分分析（長野県工業技術総合センター調査※グラフ参照）で、数種の海外品種りんごのプロシアニジン含有量が、「サンふじ」と比較し２～３倍あることが分かりました。これらは、プロシアニジンを多く含むことから機能性表示食品として有望で、新たな加工品の開発が今後期待されています。

## 註釈・用語解説

- **農研機構**: 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構。
- **T（標準偏差）**: 測定値の個体バラツキの度合いを表す。

## 参考文献・取材協力・根拠史料

- **『＊農研機構/国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構【グラフ出典】長野県工業技術総合センター研報№15．p.F19-22(2020)【参考資料】』**
  - 根拠・関連: 第21回における歴史的・植物学的記述、品種改良データ等の根拠資料

