りんごの花、愛でよう!
第14回りんごの花、愛でよう!
驚きの外国種りんごの花!
飯綱町で栽培されているイギリスのクッキングアップル「ブラムリーズ・シ―ドリング」の花は、開花しても蕾の濃紅色が花弁にほのかに残ります。咲き終わりの頃には紅色が抜けてきますが、花弁は大きく艶やか。
日本のりんご、ふじの花の可憐さとは一味違った華やかさのある花です。
飯綱町と同じくブラムリーズ・シ―ドリングを、ほぼ同時期の1990年代初めに英国王立園芸協会から譲渡され、栽培を開始した小布施町。
当時、小布施町役場の担当者と栽培農家は、開花を迎えたその花の美しさに驚き、いったいどんな素晴らしい果実が実るのだろうと大きく期待したところ、収穫時期になっても青いままでごつごつっとした扁平な形の果実。食べてみると酸味が驚くほど強くて甘くない、全く予想外の果実だったと後日語っています。
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多様なりんごの花
りんごは実に多く日本の歌に登場しています。終戦直後に大流行した「リンゴの唄」は日本人の心を明るく励ましました。言わずと知れた昭和の名曲、「リンゴ追分」の歌詞には、りんごの花びらが風に散ったよな月夜に月夜に…と、りんごの花の散るさまが情緒豊かに表現されています。
多くの人がイメージするりんごの花は、やはり日本を代表するりんご、ふじの花でしょうか。小さな白い花びらには可憐な風情があります。そんなふじの花に比べ、つがる・陸奥などのように花が大きめな品種や、蕾の色も濃紅色や薄橙色の品種もあって、花弁の形もそれぞれ違います。
りんごは果実の果皮色も果形も様々ですが、花もやはり多様なのですね。
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花と果実で、りんごの個性
オランダのボスクープ市原産のりんご、ベル・ド・ボスクープは1990年、ニュートンりんご並木に植樹されました。花はとても大きく、まるでトルコキキョウのような花姿。試みにふじとボスクープの花弁を比較してみると、その違いに驚かされます。オランダや北ヨーロッパではお馴染みの古品種で、果実は大きく、果皮は梨のような明るい茶色。
酸度・糖度はともに高く、生食に限らず菓子・料理に重宝されます。また、品種名のベルはフランス語で、可愛いとか素敵といった意味があり、花の美しさから観賞用としても親しまれています。茶色い果実だけをみると美しいとは言い難い品種も、花の美しさをも合わせて観てみると、そのりんごの個性がよく理解できます。
りんごは春に花が咲いて、受粉がしっかり行われて良い果実になりま
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参考文献・参考資料
- 『リンゴ品種大観:吉田義雄』
- 『須坂新聞2015.9.8記事』