りんごのポリフェノール
第18回りんごのポリフェノール
りんごに含まれるプロシアニジン
近年、健康効果をテーマにした様々な研究で、機能性成分のポリフェノールが注目され、私たちもよく見聞きしますね。ポリフェノールは植物に含まれ、人の生体調節機能に関与する食品成分。苦味や渋味、香り、色素の元となる成分です。その機能には活性酸素の働きを抑える抗酸化作用や、動脈硬化や糖尿病、肥満を予防する働き等が挙げられます。
りんごに含まれるポリフェノールの約6割を占めるポリフェノールの一種プロシアニジンは、他の食品に含まれるポリフェノールと比較し、強い抗酸化力があることが農研機構*農研機構用語解説国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構。*や大手飲料メーカーの研究で明らかになっています。また、一日110㎎のプロシアニジンの摂取で内臓脂肪の蓄積が抑制される効果についての研究も農研機構等から発表されています。
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高坂林檎に驚きのプロシアニジン量
2020年、飯綱町が委託した長野県工業技術総合センターの飯綱町産りんごの分析調査で、プロシアニジン含有量が、高坂林檎=約400mg/100g、飯綱町産ふじ=30~40mg/100gと、高坂林檎はふじの10倍以上の量を豊富に含むことが明らかになりました。
貴重な古品種である高坂林檎は、現代の科学的分析・調査によって注目され、新たなりんご加工品へと活用されています。2023年2月、この分析調査の結果を踏まえて、夏明、シナノドルチェの2品種と高坂林檎の果汁をブレンドしたジュースが飯綱町ふるさと振興公社で製造・発売されました。町内の農産物直売所等で購入することが出来ます。
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飯綱町産のシナノゴールドが!
2015年、生鮮食品(農作物=野菜・果物)も、機能性表示食品として販売できる「機能性表示食品制度」が始まりました。以来、農作物の消費拡大の一方策として各産地で注目され、果物ではりんごやみかん、野菜ではトマト、ケール等が続々と機能性表示食品として販売されています。機能性表示食品とは、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示し、消費者庁に安全性及び機能性の根拠に関する情報等を届け出られた食品を言います。
JAながのでは、2023年11月から傘下の農産物直売所で機能性表示食品「ながまるアップル」(※飯綱町産シナノゴールド)の販売を始めました。他県でふじ、王林等が発売されていますが、シナノゴールドでは全国初とのこと。『農研機構*農研機構用語解説国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構。などによると飯綱町産シナノゴールド百数十個を調べたところ95%が300g当たり110mgのプロシアニジン含有量があった』と信濃毎日新聞記事は伝えています。イギリスに「一日一個のりんごは医者を遠ざける」という古くからの諺がありますが、「一個の機能性表示りんご」には、現代人の健康維持への期待がかかっています。
【参考資料】「りんごポリフェノール抗酸化読本:アサヒグループ食品(株)」「長野県工技センター研報№15.
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